そもそもドミニオンってどんなゲームだっけって話
皆さまお久しぶり、本当にお久しぶりです。sola観たくなって久しぶりに観ていて血をたぎらせているMercury444Fです。
ちなみに我は繭子とこよりが好きです。
血がたぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当は一ヶ月くらい前から記事を書こうと考えていたのですが、諸事情があって何もしていませんでした。
ご存知の通り、前回の更新からドミニオンに関することで色々なことがありました。
まず何よりGOSICK REDの文庫版が発売しました。
GOSICK REDは2013年12月に発売したため、最近は通販の類くらいでしか入手出来なかったので最近ドミニオンを始めました~という人は書店に売ってなくて苦労したと思うのですが、しばらくは手軽に購入することが出来ると思います。めっちゃ買え。
ちなみに自分も記念に買いました。
次に、ドミニオン「帝国」が(海外で)発売されました。記事が書けなかった最大の原因です。
皆さんはもう帝国をプレイしましたか?帝国にはランドマークというルールを追加するカードのようなものが存在し、条件を達成したらその場で有限のVPトークンが貰えたり、ゲーム終了時のデッキ内容に応じてVPが貰えたりします。
つまりはデッキ構築が適当でもVPトークンを適当に集めておけば勝てちゃったりするんですよね。他にもn人目にプレイしたらVPトークンとかVPトークンに関するカードが多いです。
あまり主観的なことを書くべきではないのでこれに関しては簡潔な内容に留めますが、後述するドミニオンの基本的な考え方やカードの買い方を理解する必要が無くなってしまったので記事を書けなくなりました。でも自分なりに帝国を理解し始められたのと、全てのゲームに帝国がしゃしゃり出てくるという訳でもないので書くことにしました。帝国に関してもまたいつか。
そして、基本と陰謀のカードの一部がリストラされて新しいカードが導入されることが決まりました。詳細は省きますが既に海外では発売していて、アンプレイアブルになりがちなカードが減ったので相対的にゲームが面白くなると思います。
gokoでもいつか実装されると思うので、また後日カードの解説なんかを書きたいと考えています。
最後に、最近ドミニオンが広まっているなと少し感じました。(本当に主観的なのですが)一応今回の本題です。
番組で紹介されたり
ついでにドミニオンもテレビデビュー #ちちんぷいぷい関大前 pic.twitter.com/s2VLwHut9D
— るか (@kdrk0216) 2016年10月5日
漫画に出てきたり
ドミニオンしてる! pic.twitter.com/SvCbcTYN8V
— ねこーん (@cat_returns) 2016年10月19日
ちなみに僕も読んでいます かぐや様は告らせたいで検索しろ(脅迫)
あるドミニオン会の参加者も増えていると聞いたり、本当に、本当に主観的なのですがそういった印象を受けたんです。そして、ドミニオンをボードゲームの一環として知っている人がもう少し突っ込んでプレイし始めている人がある程度いるんじゃないかと考えたんですよね。
ドミニオン会では主に4人戦をプレイすると思うのですが、沼に使っている人間たちと同卓すると初手や速度感で明らかに差を感じる。という経験はありませんか(ありますねぇ!)
今回はそんなドミ会で沼の民の圧に屈していい結果が出せず、ドミニオンどころではなかった…という方に読んでいただきたくて記事を書きました。もちろん二人戦にも通用する内容です。
ドミニオンにはある程度の定石や、並んだら無視出来ないコンボ(行進城塞など)を生むカードの組み合わせが存在しますが、実際にデッキの組み方を知ってないとそれだけ知ってても勝てないんですよね。
もう少し面倒な内容ですが前にも簡単に書きました↓
沼の民は主にドミニオンというゲームにおけるデッキの育て方、コンボデッキの組み方、ルート選択等のインタラクション、そしてパワー然り組み合わせなどカードに関する知識を持っています。
とても長い前置きになってしまいましたが、今回はそのデッキの育て方について簡単に解説したいと考えています。
さて、ドミニオンというゲームはよく拡大生産ゲームと言われています。まず銅貨で銀貨を買い、金貨が買える金量を出し、属州を買える金量を出す…といた具合に。
ゲームがよく2巡目で終わるのはこのためです。
しかしドミニオンの特徴として(先述の帝国のような特例を除き)、ドミニオンで得点を得るためには勝利点カードという普通は邪魔になるカードを買わないといけないという点が存在します。
例えばカタンでは都市は2点でありながら資源を得られる作り得の存在であるのに対し、ドミニオンで点数を取るというのはデッキを劣化させる行為なのです。
呪いが飛び交う荒れ場ではすごい速さでデッキが劣化していくので成長どころじゃなかったりしますね。
つまり、基本的にドミニオンは拡大生産と劣化を繰り返し、言うなら消耗していくゲームということです。
後は野となれ山となれということで終盤はVPまみれで弱いデッキも点数を得たという結果が大切で、逆にどんなに美しいデッキが生まれても点数がないと意味がありません。
街道コンボやビックブリッジ等、一度に大量得点を狙うデッキが強いとされるのはターンの関係もありますが、ゲーム
が終わるその時まで100%の力を維持し続けているためでもあります。
以上のことから、序盤は強い動きを生み出すための行動を必要とします。初手で大広間や密偵など自分のデッキへ貢献しないカードは基本的に初手で買わないのはそのためです。
その行動とは大きく2つに分かれていて、獲得と圧縮です。
カードの獲得は例えば銀貨を買って5金出すのを狙ったり、後々コンボをつなぐために鉄工所でコンボパーツを集めたり、初手で買った銀貨と合わせて5金のカードを買ったり…といった具合に。
例えば鍛冶屋ステロで鍛冶屋-銀と買い、3ターン目で3金銀貨、4ターン目に鍛冶屋をプレイしたらたまたま8金が出ちゃったーって場合も基本的に属州を買ってはいけません。属州でデッキが劣化し、金貨を買わないと次の金貨が遠のき、成長の速度が大幅に落ちるためです。(大使館などの例外も存在しますが)
圧縮ははっきり言って単体のパワーが低い銅貨や邪魔な屋敷を廃棄することで、手札1枚単位のパワーを上げることで高い金量を出すことを狙ったり、村と鍛冶屋など一緒に引きたいカードを合わせやすくしたり、またデッキの総枚数が少なくなることで買ったカードを使える頻度が増やせるという点も存在します。
屋敷を廃棄しながらカードを獲得出来る改築や交易人、ドローして金量を維持しつつ、屋敷を廃棄できる仮面舞踏会などのカードが(とくに初手で)強いとされているのはこのためです。すべて達成しているよろず屋が強いわけです。
圧縮のデメリットはまず劣化が早いことです。銅貨7枚銀貨8枚のデッキと銀貨5枚金貨2枚では勝利点1枚によって落ちるデッキパワーの差が大きいということです。先述のメリットがそのままデメリットになるようなものですし。
礼拝堂などの圧縮カードは購入と両立出来ない場合が多く、序盤で購入が出来ないぶん後々のターンでリターンを得ないといけません。
また屋敷場の場合は圧縮していない側に対し-3点となっているのも重要です。とくにbuyや手札が増やせない場で同じ速度で属州を買っていた場合はその点差で負けることになります。
これらのメリット、デメリットとゲームが終わるまでの早さを判断し、場や手番で有効な手を選択するのがドミニオンの基本的なコンセプトです。
また、継続力という概念が存在します。たとえばよろず屋や航海士、名品、隠し財産といったカードを使ったステロはデッキに財宝を大量に入れる、あるいは入れ続けるためデッキが劣化しにくいというポイントがあります。
必要最低限の財宝で一定ターンに属州を確保する分長引くと不利な中庭ステロのような戦術に対し、継続力のあるデッキは公領レースになった場合や、たとえばシルクロード等でステロ側一人当たりが取らないといけない属州の枚数が多いときに有利です。
(まあ中庭の場合は両立するケースのが多いんですけどね)
あと属州を何回買えるか、何回ターンが回ってくるかという点から公領、あるいは屋敷を買う判断が必要となります。もうすぐ終わるのに金貨を買っても仕方ないし、逆に公領へ移るのが早くてそれ以降属州が買えないまま負けちゃったり。
こういったドミニオンというゲームの進め方、点数の取り方を理解していないと土俵にすら立てていない場合があるので怖いですよね。本当に。
簡単にではありますが、デッキの育て方(あと勝利点の買い方)について解説させていただきました。建て直しなど明らかにゲームを支配しているカードが無い場ならある程度通用するはずです。インタラクションは苦手分野なのでお手上げですが、カードのパワー等に関してはドミマニシリーズ等を参考にするとよいと思います。
次はそう遠くないうちに新基本・陰謀のカードについて書けたらと考えています。本当です。
ではでは